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【1000字課題】アップル、3万冊の電子ブックを無料提供へ(1280字)

 アップルは3万冊の電子ブックを無料提供する。

パブリック・ドメインの(著作権の消滅した)文学作品をデジタル化した、ライブラリがiPadで無料で利用できることが、AppleiBook Storeを撮影した画像からうかがえる。

とのことである。
 このニュースを見て、賛成するしたいと思う理由と、自分では「電子ブックを受け入れられない」事も感じた。
 まず賛成意見について述べたい。
 もし、「著作権の有る本を無償で提供する」という事ならば問題となるだろう。しかし、このニュースでは、著作権の消滅している文学作品の無料提供と言うことである。それならば、私は賛成である。
 著作権の消失した文献の中にも、貴重な文献があったり、多くの人の目に触れられるべき内容のものや名作があるだろう。それらの文献にアクセスする方法が容易になることで、忘れかけられてきたメディアの活性化になるのではないだろうか。
 しかし、メディアの活性化というレベルでライブラリが利用されるためには、「iPadが今後広まり、より多くの人に利用される」という状態が必要である。
 今回のこのニュースで知ったのが青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)である。青空文庫

著作権の消滅した作品と、「自由に読んでもらってかまわない」とされたものを、テキストと XHTML(一部は HTML)形式でそろえています。

というサービスである。
青空文庫というサービスを知っている人はどれだけいるのだろうと思った。iPadの場合、デバイス自体が有名であり、利用者も増える可能性も有るため、自動的にライブラリが活用されるようになるだろう。
 実際に、私はiPod touchを最近購入したのだが、それによって毎日新聞を無料で読めるような環境になった。それによって、ここ数年で全く触れていなかったメディアに触れるようになったのである。デバイスの影響の大きさを感じている。

 次に、「電子ブックを受け入れられない」という事について考える。電子ブックというメディア自体は、上で述べたように賛成出来る。しかし、「本」という存在自体を考えたときに、電子ブックに対して不信感を抱いてしまう。
 つまるところは、理性的に考えた場合と直感的に考えた場合で結論が異なると言うことである。
 直感的に考えたときに「電子ブックを受け入れられない」のは、私が「本」という存在自体が好きだからである。それは、本の形であり、紙であり、そこに印刷されたインク、本の中で伝えられている情報である。
 書店などの、新しい本に囲まれた空間に居ると、どれも同じように印刷された、単なる印刷物だと感じるだろう。また、筆跡があるわけでもないため、「そんなに特徴はない」と感じるかも知れない。しかし、図書館や古本屋に行ったときには、今とフォントが違ったり、紙質の違いなどを感じるはずである。つまり、感覚的に人間の歴史を感じることが出来るのである。電子ブックとして、いくら本をスキャンしたものだとしても、本の触感や匂いまでは再現出来ない。数少ない、人間の歴史を体感出来る瞬間を、後世が失ってしまうのである。
 電子化することで、得られるものもあるだろう。しかし、「失われる物もある」と言うことを忘れてはいけないと思った。

コメント

  • 「2つあって…最初は…次は…」という以外のうまい書き方を身につけたいです。
  • 削ろうとしたのですが、詰め込んでこの長さまでしか出来ませんでした…
  • iPod touchやばい… (ということはiPhoneはもっとなのだろう…)
  • 最近本読んでません…。 本を読まなくても手にとるだけで十分です。
    • 読書する習慣を元に戻したいですね。
    • 本オタク感が出てしまってすみません…。