【1000字課題】就職予備校 未曾有の不況…新大学4年生殺到(約870字)

 就活を支援する「就活予備校」に通う学生が増え、昨年に比べて入校生が4倍に増えたと言うニュースがあった。
 最初に思ったのは、「高校受験や大学受験のように、高いお金を払って予備校に通うことが当たり前になってくるのだろうか」ということである。「予備校に行くことで、自分の行きたい大学に合格する」というのは違うと感じている。行きたい大学を自分で見つけて、「それに向かって頑張るために予備校を利用する人」が大学に合格するのではないだろうか。もちろん、主体性がなく、言われるがままに勉強をしていた人でも合格はするだろう。しかし、その後の合格した学校での目標を見つけられずまたさまよってしまうだろう。
 就活について、学生がいくら焦っても、大学から提示される情報は遅い。下手をすると、全く無益な情報である可能性もある。そうしたときに、予備校のような外部機関に頼るのは当然かも知れない。
 予備校と言うと、必然的に金銭と交換でサービスを受けるものである。そして、自分が焦っている状況などでは金銭感覚が狂ってくるため、支払ってしまうのではないだろうか。また、予備校のおかげで就職ができると考えるならば、後々の投資効果を考えてしまい、安く見えてしまうのだろう。今の自分の感覚で見ると、とても高額と感じた。以下に例を示す。

模擬面接講座(3H) 1万円
個別カウンセリング(45分程度) 4千円
自己分析&自己PR講座(2H) 6千円
等

 佐藤研にお邪魔していることで、同学年の人たちが知り得ない情報をたくさんいただいたり、先輩方からお話を聞かせて頂いている。そのため、就活予備校よりも、研究室でさせていただいている経験の方が遥かに価値があると感じている。だからこそ、就活予備校について余り良いイメージを持たないでいられるのかも知れない。
 人生の節目を自分の外部に頼り、「予備校に行けば合格する」では、自分を鍛える機会を自ら放棄しているため、本末転倒ではないだろうか。そして、就活予備校を利用するにしても、「就活の為に予備校を利用する」という考えを持って自発的に行動して行かなければならないのではないだろうか。

コメント

  • 今だから上のような事を言っていられる気がします。
  • 危険思想ですね…
  • 簡単にまとめるなら
    • 人格が形成済みの大人が、思考を放棄する為に(受動的に、予備校に入れば受かると言う考え)、予備校利用というのはしたくないですね!

後々大変になってくるのは、頑張らなかった人だろうとは思いますが。今頑張っている方々が一番報われて欲しいです…。

    • 人生の節目を外部に任せたくはないものですね!