【1000字課題】事業仕分け、参院選にも影響(906字)

 事業仕分けによる選挙費用の削減によって、参院選挙の経費も削減しなければいけない事態に、各自治体が追い込まれた。そのため、期日前投票の期間を短くしたり、派遣を使ったりして経費を削減しているというニュースである。
 このニュースを見て一番最初に思い出したのが、以前見たテレビ番組の特集である。その時の映像やニュースを調べてみたが、見つからなかったため、記憶を元に考えてみる。そのニュースを見たときは、選挙の啓発用のパンフレット等、よく効果が分かっていないようなものにお金が割かれすぎていると言及されていたと思う。当時は、任意で渡すパンフレット等はいらないと思った。しかし、事業仕分けの対象になったことによって、本来ならば必要な部分の資金まで不足するような事態になってしまったようである。1つの事業のある無駄な部分を考えて削減したとしても、その事業の無駄な部分だけ省かれればいいが、必要なところまで削減されてしまう可能性もあるのだと思った。事業仕分けするときには、事業の中でもさらに細かく区分したり、必要な部分はその事業とは離して考えたほうがよさそうである。
 この問題は単に、事業仕分けの仕方や削減の仕方の問題ともいえるが、それと同時に別の問題も考えられる。それは、今の投票の方式である。今までの選挙が紙媒体で行われているが、ネット選挙を行えば、それだけ人員が削減できるのではないだろうか。ネット選挙ができるようになれば、紙で投票する人は少なくなると考えられる為、それだけで経費が削減できるだろう。さらに、今まで投票に行かなかった人も手軽に投票できるようになるため、より高い投票率が得られるだろう。
 単純に、経費を削減するのではなく、その事業の根本的なやり方にも焦点を当てて考えるべきではないだろうか。今後、事業仕分けを行うときに、経費削減だけの方向ではなく、その事業の本当の目的と現在の状況、事業内でどのような経費の使われ方がされているかをもっと明らかに把握すべきだろう。そして、今回の様に、重要な部分に影響が出ないように、削減するなら、その事業のどのような部分を具体的に削減するべきなのかはっきりさせておくべきだと思った。

 

コメント

  • もっと分かりやすい事業仕分けまとめサイトがあったらいいなと思いました。
    • 公式サイトでは、どこをどう見ていいかよく分からなかったです。