【感想】「ウェブオペレーション」

Hamamatsu.rbで譲り受けさせていただきました…!ありがとうございます!><

ウェブオペレーション ―サイト運用管理の実践テクニック (THEORY/IN/PRACTICE)

ウェブオペレーション ―サイト運用管理の実践テクニック (THEORY/IN/PRACTICE)


少し遅くなりましたが、感想を書きたいと思います!


この本は、「メタプログラミングRuby」の訳者でおなじみの角征典さんが翻訳した本です。
メタプログラミングRubyに続き、翻訳にも関わらず、大変読みやすいです!


ウェブオペレーション-サイト運用管理の実践テクニック-という副題にもあるように、色々な会社の方々が、ウェブオペレーションに関しての体験談やノウハウを紹介しています。
全18章構成で、1人(共著の場合も有り)1章担当で、日本語版のみ18章が追加されています。


まずは、訳者まえがきで、「ウェブオペレーションという言葉」として説明があります。

英語版のWikipedia(http://en.wikipedia.org/wiki/Web_operations)によると、「ITシステム管理の専門分野で、ウェブアプリケーションの開発・運用・保守・調整・修理を含む」ものだそうだ。

意味が幅広くあるため、他の本などのように状況に合わせて「運用者」や「システム管理者」という意味を使うのではなく、そのまま「ウェブオペレーション」という言葉を使うと書かれています。

実際の本の内容としては、

  • どうやってユーザのアクセスを監視するのか
  • どんなツールを使っているのか
  • サーバの構成はどうしているのか

といったような話題から、「〇〇という事をしていたら、××という事態になってしまい、△△して解決した」という実際の体験談も多くあります。


インフラよりの話はあまり詳しくなかったので、「実際にこういうツールを使っているのか」という事が分かったり、このような仕事をしている人の考え方・感じ方が分かりました。詳しくなくとも、実際的な話が含まれていたりすることによって、分かりやすい内容ですごくいいと思いました!
また、実際の現場の様子などもわかり勉強になりました!


角さんの翻訳だと、にやりとするネタがうまく翻訳に混ぜられていたり、そもそもすごく読みやすいので、他の本も漁ってみたいです…^q^

ワードリスト

以下、本に出てきたワードで知らなかったものをまとめます!

KPI(key performance indicator)

http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/kpi.html

経営戦略では、まず命題となる「目標」を定め、次にその目標を具体的に実現するための「手段」を策定し、その手段がきちんと遂行されているかどうかを定量的に測定する「指標」を決める。この目標を「戦略目標」、手段を「CSF(主要成功要因)」、指標を「KGI(重要目標達成指標)」、「KPI」と呼ぶ

シャーディングアーキテクチャ

本文中P158

シャーディング(あるいは水平分割)とは、論理的なデータを複数の要素(シャード)に分割し、サーバに分割させるというものである。シャードのデータは内容的には違うものだが、論理的・機能的には同じものが含まれている。

  • 利点
    • 書き込みのスケールが可能
    • データの成長に合わせてキャパシティ追加ができる