【感想】「ウェブオペレーション」
Hamamatsu.rbで譲り受けさせていただきました…!ありがとうございます!><
ウェブオペレーション ―サイト運用管理の実践テクニック (THEORY/IN/PRACTICE)
- 作者: John Allspaw,Jesse Robbins,角征典
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2011/05/14
- メディア: 大型本
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少し遅くなりましたが、感想を書きたいと思います!
この本は、「メタプログラミングRuby」の訳者でおなじみの角征典さんが翻訳した本です。
メタプログラミングRubyに続き、翻訳にも関わらず、大変読みやすいです!
ウェブオペレーション-サイト運用管理の実践テクニック-という副題にもあるように、色々な会社の方々が、ウェブオペレーションに関しての体験談やノウハウを紹介しています。
全18章構成で、1人(共著の場合も有り)1章担当で、日本語版のみ18章が追加されています。
まずは、訳者まえがきで、「ウェブオペレーションという言葉」として説明があります。
英語版のWikipedia(http://en.wikipedia.org/wiki/Web_operations)によると、「ITシステム管理の専門分野で、ウェブアプリケーションの開発・運用・保守・調整・修理を含む」ものだそうだ。
意味が幅広くあるため、他の本などのように状況に合わせて「運用者」や「システム管理者」という意味を使うのではなく、そのまま「ウェブオペレーション」という言葉を使うと書かれています。
実際の本の内容としては、
- どうやってユーザのアクセスを監視するのか
- どんなツールを使っているのか
- サーバの構成はどうしているのか
といったような話題から、「〇〇という事をしていたら、××という事態になってしまい、△△して解決した」という実際の体験談も多くあります。
インフラよりの話はあまり詳しくなかったので、「実際にこういうツールを使っているのか」という事が分かったり、このような仕事をしている人の考え方・感じ方が分かりました。詳しくなくとも、実際的な話が含まれていたりすることによって、分かりやすい内容ですごくいいと思いました!
また、実際の現場の様子などもわかり勉強になりました!
角さんの翻訳だと、にやりとするネタがうまく翻訳に混ぜられていたり、そもそもすごく読みやすいので、他の本も漁ってみたいです…^q^
ワードリスト
以下、本に出てきたワードで知らなかったものをまとめます!
KPI(key performance indicator)
http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/kpi.html
経営戦略では、まず命題となる「目標」を定め、次にその目標を具体的に実現するための「手段」を策定し、その手段がきちんと遂行されているかどうかを定量的に測定する「指標」を決める。この目標を「戦略目標」、手段を「CSF(主要成功要因)」、指標を「KGI(重要目標達成指標)」、「KPI」と呼ぶ
シャーディングアーキテクチャ
本文中P158
シャーディング(あるいは水平分割)とは、論理的なデータを複数の要素(シャード)に分割し、サーバに分割させるというものである。シャードのデータは内容的には違うものだが、論理的・機能的には同じものが含まれている。
- 利点
- 書き込みのスケールが可能
- データの成長に合わせてキャパシティ追加ができる