【読書】フラット化する世界(上)
読書感想というより、要点まとめに近くなります。
今回は、上巻だけ読み終わったため、上巻についてだけまとめます。
- 作者: トーマス・フリードマン
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2010/07/21
- メディア: 単行本
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この本は、いかに世界がフラットになったかという事をインタビューなどを交えて語っている本です。(少なくとも上巻では)
ここで言う、「フラット」とは、インターネットの普及によって起こった、世界のどこででも競争に参加できることだと理解しています。
そのため、アウトソーシングがいかに多くなったかという事が述べられています。そして、国内だけでなく海外に仕事が流出しているという内容です。
重要かなと思った部分列挙orまとめ
- フラット化の要因10(目次参照)
- 共同作業の6つの形
- アップローディング
- アウトソーシング
- オフショアリング
- サプライチェーン
- インソーシング
- インフォーミング
- 海外に仕事が流出
- 海外に仕事が流出したからといって、その国の仕事が完全になくなるわけではない。技術者の使い分けや、新市場への足がかりとなり、仕事が増えることもある。
- サプライチェーン
- 世界中から安く部品を手に入れられるが、配送料がネックになってくる。総コストを下げる事が重要になる。
- フラット化した世界では
- 「慣わしやプロセスやスキルを最も早く身につけたものが勝者になる」
- 新参者の方が、古くからの制約にとらわれず、新しい技術などを一気に取り入れられるため、メリットがある。
海外に仕事が流出していくと、その技術やノウハウがその地域に流出するという事になる。技術のコピーが行われて、それが粗悪であったとしても将来的に品質が変わったりするだろう。また、ただのコピーではなく改善が含まれてくるかもしれない。
こんな内容も含まれていたと思うのですが、該当箇所がうまく見つからなかったため、取り消し線をいておきます。
感想
この上巻では、まだ「だったらどうすればいいのか?」という部分まで話が進んでいません。とにかく、色んな例や著者の感じたことから世界がフラットになった事を伝えようとしていると思いました。
たしかに、海外に仕事が流出しているだろうことは事実であり、先進国としてもぼやぼやしていられないんだなとは思います。しかし、やっぱりなんとなくピンと来ないという印象を持ちました…。あまり身近で感じたことがないからかも知れませんが。
中巻と上巻を読んでまたまとめたいと思います。